引目・鉤鼻 (ひきめ・かぎばな)

プロフィール

12世紀(平安・鎌倉)の絵巻物などで使われた顔の表情をあら
わす描画技法です。
主に貴族の顔に対して用いられていたようですが、

眼は ー ー (横線を引いたような形)
鼻は   く   (鉤のような形)

無表情で、高貴、クール、みんな同じ顔…
一見するとこんな感じです。
ところが、この一見無表情な抑制表現こそが逆に受け手に対し
て深く繊細で豊かな情緒感情を引き出させる作用(効果)があり…
能面に通じる優秀な表現手法だと解釈されています。

現代の漫画においても、わりと頻繁に(現代的にわかり易く
アレンジされてはいるものの)使われている手法だと思います。
(特にギャグ漫画なんかでは効果的に…)

最近の私個人は、この表現手法を好んで意識的に採用して
います。
絵を描くときは抑制のきいた表情と演出を常に心掛けて…
「受け手のイマジネーションに委ねられた感性が注入されて
はじめて絵が完成するのだ…」と思って描いています。

ま…真逆の表現の絵(表情)を無意識に描く時もありますが…


イラスト 壱 | 【2008-05-19(Mon) 20:29:47】 | Trackback(-) | Comments(-) | [編集] | 拍手コメントページを見る |

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